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チーム力を高めるメリットとコミュニケーション術

新型コロナウイルスの影響によるテレワークの急速な普及は、組織におけるチーム力やコミュニケーションの重要性を私たちに再考させるきっかけとなりました。そこで本記事では、企業においてチーム力を高めるメリットとコミュニケーション術について解説します。また、最適なチーム編成に役立つアプリケーションのご紹介もします。

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チーム力とは?チームワークとの違い

「チーム力とは何か?」と改めて問われたとき、言葉に詰まってしまう方は案外多いのではないでしょうか。チーム力とは何かという問いに答えるためには、「チームとは何か?」という問いにまで遡ることが必要です。

チームとグループの違いからチーム力を考える

集団を指す概念としては「グループ」という言葉もよく使われます。しかし、グループとチームは何が違うのでしょうか。たとえばグループは、数学で集合の概念を学ぶ際に「赤い花のグループ」「青い花のグループ」などと表現するように、主として「同質的な性質を持った個々のモノの集まり」を指すために使われます。

対して、チームの場合は共有した目的や理念に向かい協働する集団を特に意味します。ここで強調したいのは、チームが共有するのはあくまでも目的であって、チームの構成員自体の個性はバラバラでも構わないことです。

ここから考えたとき、「チーム力とは何か」という問いへのひとつの答えとしては、「チームが共有する目標を実現するための力」といえるでしょう。

チーム力とチームワークの違い

チーム力と似た言葉として「チームワーク」が挙げられます。

チームワークとは簡単に言えば、メンバー同士が協力し合うことで作られる意思疎通のしやすさや連携能力です。チームワークはチーム力を構成する主要な要素ではありますが、チーム力と完全に同一ではありません。

たとえばサッカーチームにおいては、選手間のパスワーク(チームワーク)が重要であると同時に、個々の選手の身体能力やドリブルスキル(個人能力)もチームの勝利のために欠かせません。

その意味では、チーム力とはメンバー個々人の独立した能力も含めた総合力を意味し、チームワークはチーム力を構成する一部分であるという関係が見えてきます。

企業においてチーム力が重要視される理由

チームというと、スポーツチームのような比較的少数の集団をイメージする方が多いかもしれません。しかしチーム力は、企業のような大きな組織だからこそ、その真価が問われます。というのも、組織が大きくなるほど、様々な個性を持った「個人」が必要になると同時に、各メンバーをまとめ上げ、共通の目的に向けて協働する困難さと重要性も増してくるからです。

たとえば、組織が大きくなるにつれて起こるのは、業務内容の多様化や複雑化です。どんな人間にも向き不向きがありますし、たとえ万能の天才であっても時間は有限です。となると、そこでは個々人の適性に合わせた「業務の分担」が重要になってきます。

メンバー同士が互いに苦手な分野を補い、得意な分野を高め合うことで、業務は効率化し、企業の業績もアップしやすくなります。

チーム力の醸成は特定の優秀な人物への依存度、すなわち業務の属人化を抑制することにも繋がります。つまり、チーム力や、「チームで仕事を回す」という意識は企業の持続的成長のためには不可欠なのです。

テレワーク環境でもチームワークは重要

チーム力の重要性は奇しくも、新型コロナウイルスによって在宅勤務が普及し、従来職場で交わされていたチームワークが機能しなくなることで露呈しました。

個々人が別々の場所で働くテレワーク環境下では、チームワークやチーム力など望むべくもないという意見もあるかもしれません。しかし別々の場所にいるからといって個々人がバラバラの方向を見て好き勝手に動いていたのでは、高い生産性は得られません。

つまり、各メンバーが別個に働くテレワークだからこそ、自身がチームの一員であることを改めて自覚し、チーム力を高めていく取り組みが大切となってくるのです。

チーム力を高めるメリット

上記のように、チーム力は企業の持続可能性を高める上で必要不可欠です。チーム力は従業員の生産性の向上に寄与し、また、メンバー間が互いの業務をサポートし合うことで良好な人間関係を構築することも見込めます。職場の良好な人間関係は離職率を抑え、企業としての魅力向上にも大きな役割を果たすでしょう。

このように、チーム力を高めることで企業は様々なメリットが得られますが、チーム力を高めるためには何をしたらよいのでしょうか。以下では、そのポイントをご紹介していきます。

目標と価値観を共有する

「チームとは何か?」を問うた際にも言及しましたが、チームの根幹をなすのは目的や理念、あるいは価値観の共有です。

つまり、チーム力を強化するためには、「なぜこの仕事をやらないといけないのか」「この仕事は何をコンセプトにしているのか」「この仕事の達成によって何を得られるのか」といった、仕事に当たっての動機づけを共有することが重要です。逆に言えば、この部分での認識がバラバラだと、会議をやっても意見はまとまらず、作業はなかなか進捗しないでしょう。

目指すべき目標を明確化し、チーム全員のコンセンサスを得ることは、チームワークを高めてプロジェクトを成功させるために必要不可欠です。たとえテレワークのように一人で作業することが多い場合でも、目的がはっきりしていればメンバーは自分がやるべきことを明確化し、自発的に動きやすくなります。

メンバー間の自発性を尊重する

上記とも関連して、総合的なチーム力の向上には各メンバーの自発性も重要です。上司が逐一指示しないと機能しないようでは、健全なチームとはいえません。また、上から価値観を押しつけるような統率の仕方では、メンバーの心はかえってチームから離れてしまうことでしょう。こうした事態が、チームを構成する基盤である「目標や価値観の共有」と正反対であることは明らかです。

チーム力は闇雲にミーティングを増やしたり、一緒に作業させたりすれば向上するというものではありません。目的地に向かって一緒に歩いているうち自然と手を繋いでいたというようなあり方こそが、チーム力の醸成の仕方といえるでしょう。それゆえ、チーム力向上のためには、価値観を共有し、メンバー間のチームワークを高めることに加え、各メンバーの個性や自発性にも配慮したバランス感覚が重要となってきます。

異なるスキルを持つメンバーでチームを構成する

チーム力の優れた組織を作るには、似通った特性を持った人間を集めるのではなく、むしろ異なったスキルや個性を持ったメンバーでチームを構成したほうがいい場合もあります。同じような視点やスキルを持った人間で構成されたチームは、問題へのアプローチや解決の仕方も単調になりがちです。また、同系統の能力や役割を持った人間同士は、組織内においてある種のライバル関係になりやすく、そうした競争意識がチームの和を乱すリスクもあります。

こうした事態を避けるには、異なる長所・短所を持った人材が互いに役割分担してサポートし合うようなチームを構成するといいでしょう。異なる個性のコラボレーションの中で、思わぬ発想の飛躍が起こることも期待できます。

意見がいいやすいようにする

目標や価値観を共有するためにも、実際の作業に当たって協力するためにも、コミュニケーションは欠かせません。とはいえ、ミーティングの場において、いきなり不慣れな相手の前で意見を言えと促されても対応できる人はむしろ少ないでしょう。

必要な場面で必要な発言ができるようにするには、普段から意見をいいやすい職場にすることが大切です。頭ごなしに意見が否定されるような人間関係ではないとの安心感があってこそ、有用な意見も出やすくなります。

「Coo Kai Team Build」で最適なコミュニケーションを実現

チームを構成する上ではメンバー選びが重要だと先述しましたが、企業が大きくなるほど、個々の従業員の細かな特性を把握することは難しくなってくるでしょう。ただ、スピード感のある経営が求められる現在、どんな人材がどの部署に、どんな役割・階級を持って働いているのかスムーズに把握して、迅速に最適なチームを結成するのは重要です。ここで役立つのが、株式会社PSIの提供するチームビルディングツール「Coo Kai Team Build」です。以下では、Coo Kai Team Buildが可能にする、最適かつ最速のチーム作りについてご紹介していきます。

「Coo Kai Team Build」の特長

「Coo Kai Team Build」は、チームを構成する上で具体的にどう役立つのでしょうか。以下では、Coo Kai Team Buildの主な特長を2つに分けてご紹介します。

プロフィール検索機能で円滑なコミュニケーション

Coo Kai Team Buildは、Office 365のユーザーやグループ、連絡先と同期した、 Microsoft Teams 連携型のアドレス帳アプリケーションです。Coo Kai Team Buildは組織階層や連絡先、プロフィールなどの属性からユーザーの検索が可能なので、チームの編成に当たって必要な人材を素早くリストアップできます。

また、Coo Kai Team Buildは、チャットやメールを送ることもできるので、気になる人材を見つけたとき、すぐさまコンタクトを取ることが可能です。プロフィールで見つけた情報を手掛かりに、具体的にどんなスキルを持っているのか、現在抱えている業務の状況などについて確認することで、チーム作りとコミュニケーションの活動開始速度を大幅に早められます。もちろん、こうしたツールはプロジェクト始動後、普段からの業務でもメンバー間のコミュニケーションを円滑にするのに役立つことでしょう。

プロフィールカスタマイズ機能により最適なチームを容易に実現

Coo Kai Team Buildでは、ユーザーのプロフィール情報を自由にカスタマイズすることが可能です。職歴や資格はもちろん、得意分野や趣味関心なども登録することで、多様な観点から有用な人材を検索することができます。

このプロフィールカスタマイズ機能を使いこなせば、理想のチームに必要なスキルや経歴を持ったメンバーの招集はより容易になるでしょう。あるいは、従業員の有する意外な特性を発見することで、個性を活かした新しい取り組みの構想が浮かんでくることもあるかもしれません。

まとめ

本記事では企業におけるチーム力の意義と、その高め方について解説しました。

テレワークのように個々人が別々の場所で働くような状況でも、チーム力は企業にとって変わらず重要です。最適なチームを最速で編成するために、ぜひ「Coo Kai Team Build」の導入をご検討ください。

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