Microsoft 365 E3の価格とライセンス内容(詳細版)

 2018.12.04  Office365編集部

Microsoft 365は、マイクロソフトが従来から提供しているOffice 365、Windows 10、EMS(Enterprise Mobility+Security)といったサービスと製品を統合的に提供するクラウドサービスです。ユーザーは包括的なサービスを利用することで、TCOの削減と集中管理を実現できます。

各プランの中でもお求めやすく、かつ高度な機能を備えているのがMicrosoft 365 E3となります。本稿ではMicrosoft 365 E3をクローズアップしその詳細をお伝えします。

Microsoft 365 E3とはどんなプラン?

Microsoft 365はOffice 365、Windows 10、それとEMS(Enterprise Mobility+Security)を提供する包括的なクラウドサービスです。各ツールの概要は下記の通りです。

Office 365

ExchangeやSharePoint、Skype for Businessといったお馴染みのサーバー製品をオンライン版で提供し、かつ組織のコミュニケーションが促進される多数の機能を提供するコラボレーションツールです。さらに、ExcelやPowerPointといったMicrosoft Officeのライセンスをサブスクリプションタイプ(定期購買型)で提供し、各Officeアプリケーションを最大15台の端末にインストール可能です。法人向けとして7つのプランを提供しており、Microsoft 365 E3にはOffice 365 Enterprise E3というプランが含まれています。

Windows 10

マイクロソフトが提供する最新OSです。2015年7月の提供開始からすでに3年が経過し、度重なるアップデートによりその機能性をさらに高めています。Windows 10 ProやWindows 10 Enterpriseなど法人向けに複数のエディションが用意されており、Microsoft 365にはWindows 10 Enterprise E3が含まれています。

EMS(Enterprise Mobility+Security)

オンラインでモバイルデバイスセキュリティ管理を実現するツールであり、デバイスの多様化が進むビジネスシーンにおいて、異なる端末の総合的管理が行えます。Microsoft 365 E3にはEMS(Enterprise Mobility+Security)E3が含まれています。

Microsoft製品関連お役立ち資料

以上のサービスを含むのがMicrosoft 365 E3というプランです。ちなみにMicrosoft 365にはE3の下位プランとしてMicrosoft 365 BusinessとMicrosoft 365 F1が提供されており、上位プランとしてMicrosoft 365 E5が提供されています。

次項からMicrosoft 365 E3に含まれている各サービスの詳細を確認していきましょう。

Office 365 Enterprise E3とは

Office 365 Enterprise E3が提供している機能を一挙に紹介します。

  • Word、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNote、Access、Publisherを5台のPC、5台のスマートフォン、5台のタブレットにインストール
  • オンラインで利用するWord、Excel、PowerPoint
  • ユーザーごとに100GBのメールボックスが付いたExchange Online
  • 容量無制限のクラウドストレージが付いたOneDrive for Business
  • ファイル共有スペースとサイト作成機能を備えたSharePoint Online
  • 遠方の相手とも対面でのコミュニケーションが取れるSkype for Business
  • 最大10,000人に向けたブロードキャスト会議の開催
  • チームごとに各機能の集中管理を実現するMicrosoft Teams
  • チームのプロジェクトとタスク単位で管理するMicrosoft Planner
  • Outlook 内で顧客関連情報管理が行えるOutlook Customer Manager
  • ビジネスの管理を効率化するMicrosoft Booking
  • スケジュールとスタッフの日常管理を実現するMicrosoft StuffHub
  • Office 365の検索性を高め素早い情報アクセスを行うMicrosoft Graph
  • 通知の受信、ファイル同期等のワークフローを自動化するMicrosoft Flow
  • 組織内のフラットなコミュニケーションを実現するYammer
  • Webアプリまたはモバイルアプリを素早く構築するPowerApps
  • インプレース検索、ホールド、エクスポートを備えたeDiscovery(電子情報開示)
  • 稼働率 99.9% 保証と返金制度を持ったSLA(Service Level Agreement)
  • シングルサインオンの実装やActive Directoryとの統合
  • 最大ユーザー数無制限
  • 24時間年中無休の優先的な電話/Webサポート

Windows 10 Enterprise E3とは

Windows 10 は通常、ボリュームライセンスとして購入するOS製品ですが、Windows 10 Enterprise E3はこれをサブスクリプションタイプで組織に配布できるクラウドサービスです。Windows 10がサブスクリプションとして提供されることで、これまで問題になりやすかったライセンス管理を管理センターから集中的に管理でき、情報システム担当者の負担を大幅に軽減します。

さらに、Windows 10は常に最新の状態が保たれるのでアップデートへの対応等の負担も軽減し、全体的に効率良く運用が可能なOS製品です。もう1つのメリットは1つのサブスクリプションでWindows 10を数台の端末に展開できることです。

ボリュームライセンスの場合、1つのライセンスは1つの端末にしか展開できないため、端末数に応じたライセンスが必要です。ビジネスパーソン1人に対して複数台の端末を持つようになった現代では、ライセンスコストが肥大化していました。

それに対してWindows 10 Enterprise E3ならば、1つのサブスクリプションで複数台の端末に展開できるため、ライセンスコストを最小限に留めつつ、異なる端末でも同じデスクトップ環境を構築できるという利点があります。

EMS(Enterprise Mobility+Security)E3とは

EMSはマイクロソフトが提供するエンタープライズモビリティ管理の製品であり、その中のデバイス管理サービスの機能によって、パソコンやスマートフォン、タブレットといった多様なデバイスを総合的に管理します。管理するデバイスがWindowsを搭載しているかどうかは関係なく、OSに依存しない管理が可能です。EMSの機能について下記にまとめました。

 

  • モバイルデバイス管理…企業及び個人のデバイスを登録して、設定の準備、コンプラアンス適用、企業データの保護を実施する 
  • モバイルアプリケーション管理…登録済みのデバイスと未登録のデバイスにおいて、モバイルアプリケーションの発行、構成、更新を実施し、アプリケーションに関連する企業データを保護または削除する 
  • Office 365の高度なデータ保護…Office 365が持つ生産性とエンドユーザーエクスペリエンスを維持しながら、デバイス、アプリケーション、データにわたり管理機能とセキュリティ機能を拡張する 
  • 統合的なパソコン管理…単一の管理コンソールでデスクトップパソコン、ノートパソコン、スマートフォンやタブレットの管理を一元化し、詳細なハードウェアおよびソフトウェアの構成レポートを作成する
  • 統合的なオンプレミス管理…Windows、Mac、Unix/Linuxサーバーとモバイルデバイスの管理を強化するため、Microsoft System Center Configuration ManagerおよびMicrosoft System Center Endpoint Protectionが統合された単一のコンソールで、オンプレミス管理をクラウドに拡張する 
  • 多要素認証…電話、テキスト メッセージ、モバイルアプリケーション通知などの検証オプションによりサインイン認証を強化し、セキュリティ監視を利用し不正アクセスを識別する 
  • 条件付きのアクセス…ユーザーアクセスの許可、拒否、検証を実施するため、ユーザー、場所、デバイス、アプリケーションレベルに応じた統制機能を提供するポリシーを定義する 
  • セキュリティレポート…レポート、監査、アラートにより不審な活動を監視し、明確な推奨事項を活用して潜在的なセキュリティ上の問題を軽減する 
  • 永続的なデータ保護…データの保存場所や共有の有無にかかわらず、機密データを暗号化して使用権限を定義し、永続的な保護を実現する
  • 標的型攻撃からの保護…オンプレミスシステムにおける異常な行動を検出し、高度な標的型攻撃(ATA)と内部関係者による脅威を、損害が発生する前に特定する

EMS(Enterprise Mobility+Security)E3とE5の違いとしては、提供するセキュリティ機能の範囲です。E3にはAzure Active Directory Premium P1、Microsoft Intune、Azure Information Protection P1、Microsoft Advanced Threat Analytics、Windows Server CALの権利が含まれています。一方E5はE3が提供するすべてのセキュリティ機能に加えて、 Microsoft Cloud App Security)やプレビューとして提供されていた機能 (Azure Active Directory [AD] Identity Protection、Azure AD Privileged Identity Management、Azure Information Protection)が搭載されています。

Microsoft 365 E3を検討しよう!

以上のように多彩な機能を包括的に提供するMicrosoft 365 E3の価格はユーザーあたり月額3,690円です。Office 365 Enterprise E3が月額2,180円、Windows 10 Enterprise E3が月額1,310円、EMS(Enterprise Mobility+Security)E3が月額950円で合計4,440円なので、各サービスを個別で導入するよりも断然お得です。この機会に、Microsoft 365 E3による新しいビジネスを検討しましょう。

フルマネージドサービス for Microsoft 365 Enterprise

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