Excelとグーグルスプレッドシートの違い

 2018.09.12  Microsoft 365チャネル編集部

マイクロソフトが提供する表計算ソフトの“Excel”。グーグルが提供する表計算ソフトの“スプレッドシート”。皆さんは現在どちらのソフトウェアをお使いですか?

ビジネススタンダードな表計算ソフトといえばExcelですが、最近ではスプレッドシートを使用しているという方も多いかと思います。今回は、そんな2つの表計算ソフトの違いについてご紹介したいと思います。

Excelとスプレッドシートの共通点

まずは各表計算ソフトの共通している部分をご紹介します。

インターフェース

Excelもスプレッドシートも表計算ソフトであり、資料作成やデータ分析のための使用するソフトウェアですのでインタフェースの基本部分に違いはありません。違いとしてはExcelではリボン部分をカラーにしていることで見やすく、直感的に理解しやすいインターフェースになっていることでしょう。

関数

Excelが備えている基本的な関数についてはスプレッドシートも備えています。よほど高度な関数を使用しない限り、スプレッドシートでは困るという事態にはならないでしょう。

マクロ

ごく最近スプレッドシートでもExcelのマクロのような機能が使用できるようになりました。そのためスプレッドシート上の操作を記録して、自動的に実行できます。

以上がExcelとスプレッドシートの共通点です。この3点以外はすべて、Excelとスプレッドシートで違いがあると言ってよいでしょう。

Excelとスプレッドシートの相違点

それではExcelとスプレッドシートで一体何が違うのか?をご紹介します。

提供形態

Excelはご存知、マイクロソフトが提供するOfficeスイートに含まれる一つのアプリケーションです。これを利用するためにはOfficeライセンスを購入する必要があります。一方、スプレッドシートはグーグルが提供するGoogleドライブというサービスに含まれる表計算ソフトです。Googleアカウントを作成すれば誰でも無料で使用できます。

アプリケーション

Excelはパソコンにインストールして使用するタイプのアプリケーションです。一方スプレッドシートは、Googleドライブにアクセスしてブラウザ経由でアプリケーションを使用します。

価格

前述のようにExcelはOfficeライセンスを購入する必要があります。そのため、パッケージ製品を購入して一度の支払いでOfficeライセンスを購入するか、Office 365サブスクリプションとして継続的に契約するかを選べます。それに対してスプレッドシートは基本無料で使用できる表計算ソフトです。

保存容量

Excelはパソコンにインストールして使用するクライアントアプリですので、保存容量は使用しているパソコンに依存します。オンラインストレージと連携したりディスクを追加することで、自由に保存容量を増加できるため容量を気にすることは少ないでしょう。一方でスプレッドシートの保存容量は無料の場合15GBまでと決まっています。ただし、スプレッドシートだけでなくGoogleアカウントが提供するサービス全体で15GBを共有するので、保存容量に注意が必要です。容量を増やす場合100GBなら月額250円、1TBなら月額1,300円がかかります。

機能

スプレッドシートでは関数が使えますしマクロも使えます。グラフも作成できデータ分析にも使用できます。しかしExcelのように高度な機能を備えているかというと、残念ながらそれはありません。たとえばグラフの種類や関数の種類、あるいは高度なマクロなどはやはりExcelが適しています。

以上がExcelとスプレッドシートの違いです。

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Excelのメリット

Excelとスプレッドシートの違いを踏まえた上で、Excelのメリットについてご紹介します。

印刷の見やすさ

Excelで作成した資料を印刷するという方は多いでしょう。その際は、スプレッドシートよりもExcelの方がかなり見やすい資料を作成できます。スプレッドシートにはヘッダーやふっだーを付けたり、見やすい資料を印刷することが難しくなっています。日本語フォントが少ないというのも大きな違いになるでしょう。そのため、スプレッドシートは「あくまで表計算ソフト」と割り切って、それ以外の機能に期待することは避けるべきです。

処理速度

スプレッドシートはグーグルのサーバー上で稼働しており、ブラウザ経由で利用するサービスなのでExcelに比べて処理速度が遅くなります。ユーザーによってはほとんど気にならないという方も多いでしょうが、プログラムを使用して処理する場合などはやはり遅いと感じます。特に大きなプログラムをになるとスプレッドシートでは「接続時間が終了しました」というメッセージが表示されプログラムが停止するため、処理量の多いマクロを使うユーザーはやはりExcelが最適です。

ナレッジ

Excelに関する指南書はこれでもかというほど存在します。基本的な操作方法からマクロの作成方法、VBAによるプログラミングまで書店に行けば目的の指南書が必ず見つかるでしょう。それに対してスプレッドシートの指南書は非常に少ないでしょう。最近ではノウハウを掲載しているWebサイトも増えてきましたが、Excelのそれに比べると圧倒的に少なくなっています。

サポート

Excelを使用するためにOfficeライセンスを購入していると、マイクロソフトのサポートを利用できますしサポートサイトも内容が充実しています。一方スプレッドシートでは無料サービスゆえにサポートにはほとんど期待できませんし、少し難しい内容になると英語対応になってしまうため、サポートが充実していません。

コラボレーションツール

Officeライセンスをクラウドサービスとして提供しているOffice 365を契約すると、Excelを含むOfficeアプリケーションを利用できるだけでなく、様々なコラボレーションツールも使用できます。たとえばOffice 365 Business PremiumというプランにはOfficeライセンスとExchange OnlineSharePoint Onlineなどのコラボレーションが内包され、月額1,360円で利用できます。保存容量に関しては1TB使用できるので、Googleドライブの1TBプランと比較するとほぼ同額の料金でかなり多数のサービスを利用できるのが特長です。

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スプレッドシートのメリット

次のスプレッドシートのメリットについてご紹介します。

安定性

スプレッドシートはグーグルのサーバー上で稼働しており、ファイルは自然とそのサーバーに保存されるのでパソコンが故障したからといってデータが破損することはありません。ファイルの変更内容も自動的に保存されるので、ExcelにてCtrl+Sを多用してこまめに保存しているユーザーは、その手間が無くなるでしょう。ただしExcelでも自動保存機能は備わっているので設定によって対応できます。

Googleサービス連携

スプレッドシートのメインの表計算ソフトとして使用するユーザーの多くは、Googleサービスと連携できるという利点を重視している方が多いでしょう。GmailやGoogleカレンダー、GoogleアナリティクスといったGoogleサービス各種と連携することで、スプレッドシートをより便利に使いこなすことができます。これはスプレッドシートならではのメリットだと言えるでしょう。

ビジネスならExcel、プライベートならスプレッドシートでも

今回の内容を総じて言えば、ビジネスシーンで使用する表計算ソフトならやはりExcelに軍配が上がるかと思います。ただし、プライベートで使用する分にはスプレッドシートでも十分であり、無料で使用できるという点が高く評価されるでしょう。

皆さんもどちらか一方の表計算ソフトを使用するのではなく、ビジネスとプライベートで使い分けてみてはいかがでしょうか?

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