Power Platform管理センターの機能・使い方を紹介!

 2021.10.29  Microsoft 365チャネル編集部

ルーティンワークに時間がかかるという問題は企業にとって、珍しくない問題ではないでしょうか。その問題を解決できるとして、注目を浴びているのが、Microsoft社が提供するプラットフォーム、Power Platformです。本記事では、Power Platformの基本的な概要から、管理者向けの管理センター機能・使い方をご紹介します。

Power Platform管理センターの機能・使い方を紹介!

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Microsoft Power Platformとは

Power PlatformはMicrosoft社が提供する製品で、定型作業などの業務を効率化することに特化したプラットフォームです。Microsoft 365、Azure、Dynamics 365と連携しています。Power Platformには、データ収集から解析・予測まで、ローコードによる開発でシステムを開発するというポイントがあります。ローコードによる開発とは、ノーコード開発とも言われています。開発する言語への事前知識が必要なソースコードによる開発とは違い、コードを記載することなく開発ができます。あらゆるデジタルソリューションを誰でも簡単に作成できるため、近年注目を浴びている開発方法です。日常から業務でOffice365などのMicrosoft Officeを使い慣れている企業であれば、Power Platformによって新しい業務のアプリケーションの構築を容易に実現できます。

Power PlatformはPower Apps、Power Automate、Power BIの3つのサービスによって構成されています。それぞれのサービスの概要は以下の通りです。

  • Power Apps:ローコードによって、アプリケーションを作成
  • Power Automate:繰り返し発生するタスクの処理をワークフロー化して簡易化
  • Power BI:蓄積されたデータの分析・可視化(グラフやダッシュボードなどを活用)

Power Platformにより、企業・組織の業務改善を始めとし、デジタル化・DX実現などが期待されます。

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Microsoft Power Platformを活用するメリット

Microsoft Power Platformを活用するメリットについてご紹介します。

  1. 正確なデータの統合・分析、業務プロセスの自動化
    Power BIにより、企業の蓄積されたデータをリアルタイムで可視化し、データ主導のビジネスによって業務の加速化を実現できます。データ分析の機能では、Office製品のDynamics 365やExcelなどの様々な種類のデータとの連携が可能です。
    Power Automateでは、定型業務などの業務プロセスをワークフロー化して、業務プロセスの自動化を実現し、繰り返し発生するタスクを簡単に処理できます。

  2. ローコード開発による、アプリケーション作成スピードの向上
    先述の通り、Power Platformの大きな特徴はローコードによる開発です。Power Appsのアプリケーション作成を強みとし、プログラミングのスキルや特定の言語の習得などを必要とすることなく、容易にアプリケーションやツールを作成できます。PowerPoint の UI を持ち、 Excel 関数の感覚でアプリケーションを作成できます。ITベンダーに依頼する工程が省け、開発からアプリケーションができるまでの工程、期間、費用等が短縮でき、業務の効率化や生産性の向上に繋がります。

  3. 信頼のセキュリティ対策
    Power Platformは、Microsoftが提供するサービスです。Microsoftのクラウドサービスで集中管理しているため、セキュリティ対策には信頼がおけます。PCのデスクトップ環境上で動作するソフトウェアなどには、コンピューターウイルスに感染し、ソフトウェアを利用するExcelファイルなどに感染する恐れがあります。Power Platformでは、普段からoffice製品を使用している企業であれば、セキュリティ対策には信頼がおけます。

Power Platform管理センターとは

Power Platformの管理の基本と、管理センターの機能をご紹介します。

現在、Power Platformの管理センターでは、主にPower Apps、Power Automateの環境、設定を管理者が行うための機能が提供されています。それぞれの機能の概要をご紹介します。

  • 環境の管理:Microsoft Power Platform 管理センターにログインし、環境の表示・作成・管理を実施。※環境の作成方法については、次項「Power Platform 管理センターで環境を作成する方法」にてご紹介します。
  • Microsoft Dataverse 分析:Microsoft Power Platform 管理センターから Dataverse の分析権限の表示が可能。Dataverse 分析でレポートを表示。レポートでは、APIの頻度、メールの使用状況や、アクティブユーザなどの出力が可能。
    ※Dataverse:旧「Common Data Service」。Power AutomateやPower Apps、Power BIで利用するデータ等を格納するクラウド上のデータベース。
  • Dynamics 365の管理:Dynamics 365 アプリのインストール、構成、および管理が可能。
  • ヘルプとサポート:管理者の認証情報から、「New support request」を実行し、Power Platformのノウハウから解決策を提案。※それでも解決できない場合は、Microsoft サポート担当者に依頼。
  • データ統合:データを Microsoft Dataverse に統合することが可能。Finance and Operations アプリと Dataverse のデータの統合が可能。
    ※MicrosoftDynamics365のFinance and Operations アプリ:企業が自社のグローバル財務システム、ビジネス運営プロセス、および合理化されたサプライチェーンを管理し、情報に基づく速やかな意思決定ができるように従業員を支援するアプリ。

他にも、データゲートイェイ、データポリシー等の機能があります。

Power Platform 管理センターで環境を作成する方法

前提として、Power Platformの管理センターでの環境とは、企業・組織のデータ、アプリ、フローの、貯蓄と運用と共有のことを指します。また、セキュリティ要件が発生するアプリを管理するコンテナとしても機能します。

また、組織間での環境の共有については、Power Apps により、各テナント(企業・組織のアカウント。メールアドレスの@以降で判別が可能)の環境が自動的に作成されます。その後に、作成されたテナントの全てのユーザーに共有される仕組みになっています。

環境作成の仕組みとしては、アプリデータやビジネスデータをデータベースに保存するデータの貯蓄場所として、Microsoft Dataverse を使用しています。

ここからは、Microsoft Dataverse がある場合とない場合に分け、環境の作成方法をご紹介します。

また注意点とし、双方の場合ともデータベース容量として1GBを使用します。

①環境作成(Dataverseがある場合)

作成方法

  1. Power Platform管理者センターに管理者としてサインインする。
  2. 管理者画面のナビゲーションウィンドウにて、環境(Environments)を選択し、新規(+New)を選択する。
  3. 以下の項目を入力します。
    名前(Name):作成する環境の名前。
    型(Type):作成する環境の型の選択。(運用製品(production)、試用版(trial)サンドボックス(Sandbox))
    ※サンドボックスSandbox(アプリケーションとは分離されている、仮想デスクトップ。Windows10から利用が可能です。)
    地域(religion):作成する環境で利用する地域を選択。
    目的(purpose):作成する環境の利用目的、使用目的等の簡易説明。
    「この環境のデータベースを作成しますか」の質問:「はい」を選択
    全て入力し、「次へ」を選択します。
  4. 次の質問に答えます。
    言語(language):作成する環境での使用する言語。
    URL:組織名の入力。(組織名が既に使用されている場合、使用できないという一意性があります)
    通貨(Currency):出力されるレポートで使用される通貨。
    Dynamics365アプリを有効にさせる(Enable Dynamics 365 apps):「はい」を選択すると、Dynamics365Sales及びDynamics365Customer Serviceなどのアプリと自動的に連携できるようになります。
    サンプルアプリ及びデータの展開(Deploy sample apps and data): サンプルアプリ及びデータの展開を使用する場合は、「はい」を選択。
    サンプルデータを使用すると、Dynamics製品の様々な操作を試用することができます。
    セキュリティの分類(Security group):作成する環境へのアクセスを制限(拒否)する特定のセキュリティグループを選択。
以上が、データベースがある場合の環境の作成方法です。

➁環境作成(Dataverseがない場合)

データベースがない環境を作成し、独自のデータ ストアを使用する方法です。

作成方法

  1. Power Platform管理者センターに管理者としてサインインする。
  2. 管理者画面のナビゲーションウィンドウにて、環境(Environments)を選択し、新規(+New)を選択する。
  3. 以下」の項目を入力します。
    名前(Name):作成する環境の名前。
    型(Type):作成する環境の型の選択。(運用製品(production)、試用版(trial))
    地域(religion):作成する環境で利用する地域を選択。
    目的(purpose):作成する環境の利用目的、使用目的等の簡易説明。
    「この環境のデータベースを作成しますか」の質問:「いいえ」を選択。
    全て入力し、「保存」を選択します。

以上が、データベースを作成しない場合の環境の作成方法です。

TOSYSが提供する「Microsoft Power Platform 支援サービス」

本項目では、TOSYSが提供するPower Platform支援サービスの内容をご紹介します。株式会社TOSYSとは2006年からクラウドサービス「Livestyle」ブランドとして、MicrosoftのExchange/SharePointを中心とした法人向けマネージド型のサービスを提供しています。Microsoft 365関連製品の導入から運用までサポートしています。TOSYSでは、ニーズに応じたスタートアップ、アイディア、スキルアップ、運用の4つのサポート内容があります。スタートアップ支援では、Power Platformの利用環境の構築・セキュリティの最適化のご提案・ライセンス選択のご提案を貴社ビジネスに合わせてご提案が可能です。また、アイディア支援では、利活用/既存業務の効率化、お客様希望のアプリ、ワークフローなどの作成支援を実施しており、生産性向上のサポートを実現します。スキルアップ支援では、システム担当者向けのワークショップの開催・一般ユーザー向けのワークショップの開催・ハンズオントレーニングの実施を行います。さいごに運用支援として、ヘルプデスクによるQ&Aの対応、利用ガイドの提供、検証・設定の変更を実施しています。

また、運用支援のサービスをご契約頂くとTOSYS製のサンプルアプリを無償提供いたします。是非お気軽にご相談ください。

まとめ

定型化業務のワークフロー化を実現する「Microsoft Power Platform」。アプリ開発から運用までを可能にするPower Platformを導入することにより、作業の効率性を高めて企業の生産性の向上を図ることができます。是非、導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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