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Microsoft Teamsの動画録画、保存、共有の手順

Microsoft Teamsで議事録を取る際に便利なのが「録画機能」です。あとから動画として見返せるうえ、文字起こしも簡単にできます。本記事では、Teamsの便利なレコーディング機能についてご紹介します。併せて、保存された動画の共有方法やダウンロードに関する問題についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

Microsoft Teamsの動画録画、保存、共有の手順

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MicrosoftのTeams会議を動画録画する方法

Teamsでのレコーディング方法は、とても簡単です。まず通常の会議(スケジュールされたものなど)では、以下の手順で録画を行います。

  1. 会議が始まったら、メニューの[その他(…)]を押します。
  2. [その他]のメニューにある[レコーディングを開始]を選択します。
  3. 録画が開始されると参加者に通知されて、メニュー左に赤い丸が表示されます(しっかりと赤丸が点いていることを確認してください)。
  4. レコーディングを停止する場合は、メニューの[その他(…)]から[レコーディングを停止]を選択します。
  5. 「レコーディングを停止しますか?」と表示されるので、[レコーディングを停止]をクリックします。
  6. これでレコーディングの完了です。録画した内容は圧縮されて保存されます。

このほかにも、Teamsでは「チャネル会議」「チャット会議」の録画も可能です。それぞれ上記と同様の手順にて録画を行います。

Teams会議で録画した動画の保存先と確認方法

Teams会議を録画したあとは、動画を確認しなければいけません。ここでは、データの保存先と確認方法について解説します。

動画の保存先

レコーディングした動画は、「OneDrive」「SharePoint Online」のどちらかに保存されますが、保存先は会議の始め方によって異なります。チャネルを指定して会議を始めた場合は、SharePoint Onlineに動画が保存されます。一方、チャネルを指定せずに会議を始めた場合は、OneDriveに動画が格納されます。

SharePoint上のサイトはTeamsのチームごとに作成されるため、チャネルを指定した場合は作成されたサイトのフォルダに格納されるわけです。さらにレコーディングが終了すると、チームの投稿画面に録画ファイルへのアクセスリンクが貼り付けられます。

一方、チャネルが未指定の場合は、会議を作成したユーザーのOneDriveに録画ファイルが保存されます。この動画は、会議参加者のみが閲覧できるように共有設定されるため、Teams会議のチャット欄に動画ファイルがアップロードされます。

動画の確認方法

前述したように、Teams会議でレコーディングしたファイルはSharePointかOneDriveに保存されます。ですが、ファイルを確認する際は、わざわざそれぞれのアプリにアクセスする必要はなく、Teams上で行えます。たとえば、SharePointに動画が格納された場合は、チームファイルにデータが保存されるため、ファイルタブから該当の動画にアクセスできます。また、チームの投稿画面にも動画ファイルへのアクセスリンクが貼られるため、そこから動画を確認することも可能です。

一方、OneDriveは個人ストレージゆえTeams会議のチャット欄で共有されるため、動画にアクセスしたい場合は、Teams会議上のチャットに貼られた共有先からアクセスする形となります。

Teams会議で録画した動画の共有方法

Teams会議で録画したファイルは、以下の方法にて共有できます。それぞれの手順を簡単に解説します。

(1)録画したファイルを再生中に共有する方法

  1. レコーディングしたファイルを再生します。
  2. 画面左上の[共有ボタン]を押して、リンクを作成します。
  3. 作成したリンクを任意の場所に貼り付けます。

(2)OneDriveに保存されたファイルを共有する方法

  1. OneDriveを開いたら、ファイルを選択した上部のメニューにある[共有]を選択します。
  2. 送信先のアドレスやユーザー名を入力します。
  3. 送信して完了です。

(3)SharePointに保存されたファイルを共有する方法(モダンUIの場合)

  1. 共有したいファイルのあるドキュメントを開きます
  2. 共有するファイルをチェックして、上部の[リンクのコピー]を選択します。
  3. アクセス許可のダイアログが表示されるので、[アクセスを許可する」をクリックします。
  4. リンクがコピーされるので、任意の場所に貼り付けます。

(4)SharePointに保存されたファイルを共有する方法(クラシックUIの場合)

  1. 共有したいファイルがあるドキュメントを表示します。
  2. 対象のファイルの横にある[…]をクリックして、詳細画面の[…]を選択します。
  3. プルダウンメニューから[リンクの取得]を押下します。
  4. リンク作成画面が表示されるので、コピーして任意の場所に貼り付けます。

Teams会議を録画する際の注意点

Teams会議を録画する際は、いくつか注意点があります。以下の点をしっかり理解したうえで利用しましょう。

保存先の容量が足りない場合は期限付きで保存される

従来、TeamsでレコーディングしたファイルはStream上に保存されていました。しかし、2020年10月5日からロールアウトが開始されており、現在では先述したようにOneDrive/SharePointのどちらかに格納されます。

もし、録画をしたときに上記の格納場所の容量が足りない場合は、「Azure Media Services (AMS)」という場所に保管されます。この保管は一時的なものなので、21日間を過ぎると自動的に動画は削除されます。重要な会議のデータなどの場合、削除されてしまうと問題になりかねないため注意が必要です。

なるべく保存先の容量を確保しておくことも重要ですが、もし一時保管となった場合は、すぐに格納場所を見つけてファイルを移動するよう心がけましょう。

閲覧権限のみの場合は動画のダウンロードができない

レコーディングした動画には、アクセス制限と閲覧権限があります。まずアクセス制限に関しては、保存先によってそれぞれ以下のような取り決めがあります。

  • OneDriveの場合:会議参加者のみのアクセス権限が付与されます。
  • SharePointの場合:該当グループのみにアクセス権限が付与されます。

一方、閲覧に関する権限は、会議主催者と録画したユーザーが決定します。閲覧権限のみになっている場合は、ダウンロードできないので注意が必要です。もしダウンロードが必要な場合は、ダウンロード可能なリンクを作成してもらう必要があります。

まとめ

Teamsでは、ボタン操作1つで簡単に会議の録画が可能です。しかし、このとき注意しなければいけないのは、会議の作成方法によって動画の保存先が変わるということです。チャネルを指定した場合はSharePoint Onlineに保存され、チャネルを指定していない場合はOneDriveに格納されます。また、格納先の容量が足りない場合は、21日間という期限付きで一時保管され、期限を過ぎると動画が削除されるので注意しましょう。これらの点さえ押さえておけば、Teamsの録画機能は大変便利に使用できます。メンバーへの共有も簡単に行えるため、会議を利用する際は積極的に活用してみましょう。

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