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Office 2019でOneNoteのデータはどうなる?

ビジネスやプライベートを問わず、多様な使い方によってユーザーの利便性を高めるマイクロソフトのOneNote。継続的な機能更新によって、今ではメモアプリの定番であるEvernoteにもひけを取らないアプリケーションです。

OneNoteユーザーにとって、2018年下半期にリリース予定のOffice 2019によってOneNoteの利用環境がどのように変わるか?という不安は自然と生まれているでしょう。そこで今回は、Office 2019のリリースによってOneNoteのデータはどうなるかについてご紹介します。

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OneNoteとは?

改めてOneNoteというアプリケーションについて説明します。OneNoteはマイクロソフトが提供するメモアプリであり、主に次のような機能を持っています。

≪OneNoteの機能≫

  • ワンクリックでノートを作成する
  • ワンクリックで新しいページを追加する
  • パスワードをかけて保護する
  • 印刷範囲を指定してプリントアウトする
  • Web情報の好きな場所を切り取って貼り付ける
  • ペンを使用してイラストを描く
  • 図形を作成して貼り付ける
  • 表を作成して貼り付ける
  • 録音・録画しながらメモを書く
  • スマートフォンからメモを書く
  • 手書き文字をスキャンしてメモにする
  • ファイルを添付する
  • 音声・動画を添付する
  • テキストや画像にリンクを付ける
  • OneNoteでビデオを録画する
  • スマートフォンから写真をノートに挿入する
  • Windows PhoneからOneNoteの音声録音する
  • Excelファイルをスプレッドシートとして表を挿入する
  • ノートを他者と共有する
  • ToDoとしてOutlookと連携する
  • 他のパソコンでノートを共有する
  • 他のスマートフォンでノートを共有する
  • 全文検索でノートを見つける
  • ノートをメールに添付する
  • 内容をWordに変換する

このように多彩な機能によってユーザーのアイディア書き留めや、あらゆる業務をサポートするのがOneNoteです。そんなOneNoteの特徴の一つが「OneNote for Windows 10」と「OneNote 2016」という2種類のアプリケーションを提供していることです。

OneNote for Windows 10とOneNote 2016の違い

OneNote for Windows 10は文字通りWindows 10専用として提供されているOneNoteです。すべてのWindows 10にプリインストールされており、他のOS環境では使用できません。対してOneNote 2016はWordやExcel、PowerPointといってOfficeスイートの一つとして提供されているOneNoteです。

システム要件さえ合致していればWindows 10以外の環境でも使用でき、かつ商用利用を目的としないならば無償でインストールできます。ただし、無償利用の場合保存先はOneDrive(クラウドストレージ)に限定されます。

OneNote for Windows 10はOneNote 2016に比べてインターフェースがシンプルなので、使用できな機能もいくつかあります。しかしOneNote for Windows 10でしか使用できない機能もあります。

「OneNote(ワンノート)とは」について調べてみよう!

Office 2019がリリースされたらOneNoteはどうなる?

それでは、OneNoteユーザーが持つ様々な不安や疑問を解消していきたいと思います。

1. Office 2019がリリースされたらOneNote 2016は使用できなくなる?

OneNote 2016はOffice 2013がリリースされた際に初めて登場したアプリケーションであり、それ以降毎月更新されています。Office 2019のリリースに応じてOneNote 2016が使用できなくなるのではないかという不安も多いようですが、これは問題なく使用可能です。ただし、Office 2016のサポート終了(2025年10月14日)に伴って更新プログラムがリリースされなくなるので注意しましょう。

2. Office 2019をインストールするとOneNote 2016は使用できなくなる?

これもまったく問題なく使用できます。Office 2019をインストールしてもOneNote 2016が失われることはありません。従ってOneNote 2016で作成したデータに関しても消失することはないので安心しましょう。ただしOffice 2019インストールの際に、OneNote for Windows 10が規定で含まれているので混同しないよう注意しましょう。

3. OneNote 2016からOneNote for Windows 10への移行は可能か?

可能です。Office 2019のインストールに伴ってOneNote for Windows 10がインストールされるので、OneNote 2016で作成したデータを引き継ぐことができます。ディスク領域を開けるためにOneNote 2016を削除しても問題ありません。ただし方法については近日中に公開される予定です。 

4. 以前にOneNote for Windows 10を削除しているがOffice 2019インストールにあたって問題はないか?

前述のようにOffice 2019にはOneNote for Windows 10が規定で含まれているので、OneNote for Windows 10を以前に削除してしまった場合でも問題なくインストールされます。OneNote for Windows 10をすぐにインストールしたいという場合は、マイクロソフトストアから「OneNote」と検索してインストールすることも可能です。

5. OneNote 2016はいつまでサポートされるか?

Office 2019のインストールに伴ってOneNote 2016インストールしても、サポート期限はOffice 2016のサポートライフサイクルの準拠しています。そのため、OneNote 2016のサポート期限が切れるのは2025年10月14日です。サポート期限終了を気にされる場合はOneNote for Windows 10への移行をおすすめします。

6. OneNote for Windows 10とOneNote 2016を並行利用できるか?

OneNote for Windows 10とOneNote 2016は個別のノートブックとして保存されますが、同じデスクトップ環境に共存できるアプリケーションです。インターネット接続によって同期すればノートブックを共有できます。

7. Office 2016の永続ライセンスを所持している場合、Office 2019にアップグレードして何か影響はあるか?

Office 2019は前期バージョンからの無償アップグレードをサポートしていないので、Office 2016の永続ライセンスを所持しているデスクトップ環境にOffice 2019をインストールすると2つのOfficeスイートが共存する形になります。Office 2016への影響もないので、これまで通りOffice 2016を利用することも可能です。

まとめ

今回のポイントをまとめると、OneNote for Windows 10並びにOneNote 2016はOffice 2019をインストールしても何ら問題なく使用できますが、OneNote 2016はOffice 2016のサポート期限に準拠するのでその点にだけ注意が必要です。ただし継続して機能更新を受けたい場合はOneNote for Windows 10への移行をおすすめします。

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