運用管理ツールとは?IT資産管理や生産性向上まで機能を解説

 2022.06.01  Microsoft 365チャネル編集部

IT化を進めるに伴い、社内のシステムは複雑化し運用や管理が困難になりがちです。現状でシステムの運用管理に課題を感じているのなら、ツールの導入を検討してみるのもよいでしょう。本記事では、IT資産やシステムの一元管理を実現し、生産性向上も図れる運用管理ツールの概要やメリット、おすすめのツールを紹介します。

運用管理ツールとは?IT資産管理や生産性向上まで機能を解説

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話題の統合型運用管理ツールとは

近年、多くの企業が統合型運用管理ツールの導入を進めています。統合型運用管理ツールとは、社内に構築しているITシステムを一元的に管理できるツールです。

IT化を進めるにあたっては、さまざまなツールを導入するため、社内システムが複雑になりがちです。それぞれのツールやシステムを個別に運用するとなると、非効率が生じてしまい、ヒューマンエラーの発生にもつながります。

統合型運用管理ツールは、このようなリスクの回避が可能なツールです。次章からは、具体的にどのような機能を実装しているのか、詳しく解説していきます。

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統合型運用管理ツールの機能と要件

まず、前提としてツールにより実装されている機能が異なることを理解しておきましょう。ただ、多くのツールには、ジョブ管理やパフォーマンス管理、システム可用性管理などの機能が備わっています。それぞれの機能はどのようなことが可能なのか、見ていきましょう。

ITシステムのジョブ管理

ITシステム稼働時には、さまざまな処理が実行されています。ジョブ管理とは、ITシステム稼働時に行われている処理の管理を指します。

統合型運用管理ツールには、基本的にジョブ管理機能が備わっており、ジョブの可視化や整理を実行します。ジョブがどのように実行されたのかを、モニタリングして保存できる機能も実装されており、イレギュラーな事態が発生したときにはアラートで知らせてくれる製品もあります。

ITシステムのパフォーマンス管理

構築しているITシステムの、処理速度や能力に問題がないかを管理する機能です。何らかの原因により、システムのパフォーマンスが低下すると、ひとつの処理に時間がかかりすぎてしまい、業務の遅延につながります。

適切なパフォーマンス管理の実行により、現状の性能を正確に把握できます。パフォーマンス管理をすることで、性能が足りないと判断できれば、速やかにそれを向上させる施策を打ち出せます。

ITシステムの可用性管理

ITシステムは、さまざまな要因により稼働を停止してしまうことがあります。たとえば、災害や故障などで障害が発生すると、システムがストップし、ユーザーに迷惑をかけてしまうかもしれません。

可用性管理とは、このような事態を回避すべく行われる管理です。イレギュラーな事態の発生時に、システムが問題なく稼働しているかどうか、サービス品質の維持が可能かどうかを確認します。

ITシステムの構成管理

システム全体の構成を管理し、安全な運用を実現するための機能です。ITシステムの構築にあたっては、ツールだけでなくハードウェアやサーバー、電源、ネットワークなど、さまざまな要素が用いられています。

これらシステム構築に欠かせない要素の1つでも問題が生じてしまうと、スムーズかつ安全な運用ができません。たとえば、ツールのライセンス期限が迫っているのに、気づかず放置してしまうと、いざ期限切れになってから慌てることになってしまうでしょう。

ライセンス期限やハードウェアの寿命が近づいていないか、きちんとアップデートされているかなどを管理すれば、突発的なトラブルを回避できます。

セキュリティ管理

ITシステムの運用にあたっては、安全性にも配慮しなくてはなりません。近年は、ゼロトラストベースのセキュリティモデルが主流となっており、社内システムであっても高度なセキュリティが求められています。

運用管理ツールのセキュリティ管理は、安全にシステムを運用するための機能です。具体的には、ネットワーク制限やアクセス制限、各デバイスのログモニタリング、ファイアウォールの設定、ID・パスワードの暗号化などが挙げられます。

ツールによっては、印刷やコピーといった特定のアクションや、アプリ起動などを制限できるものもあります。また、情報が外部へ流出するリスクを伴う操作に対し、制限をかけられるツールもリリースされています。

IT資産管理

IT資産とは、社内システムの構築に要した、さまざまなハードウェアやソフトウェアを指します。運用管理ツールに実装されているIT資産管理機能では、これらのIT資産をひとまとめに管理できます。

IT資産管理は、システムの要となる、ハードウェアやソフトウェアを常に最適な状態に保つための機能です。使用しているソフトウェアに脆弱性があると、そこからシステムに侵入されてしまうおそれがあります。リスクを回避するには、適切にアップデートを行い、最新の状態を保たなくてはなりません。

IT資産管理機能では、ソフトウェアのバージョンだけでなく、導入したタイミングも管理できます。アップデートや機器入れ替えのタイミングも計ることができ、管理業務の効率化を可能にします。

統合型運用管理ツール導入のメリットとは

システム管理には、手間も時間もかかります。特に、複雑なシステムを構築している企業であれば、相当な時間を要してしまい、担当者への負担増も懸念されます。

運用管理ツールの導入により、システム管理の効率化ができ、生産性の向上につながります。複雑なシステムも一元的に管理できるため、イレギュラーな事態が発生したときも、速やかに原因の特定と対処が可能です。

ランニングコストを削減できるのも、メリットといえるでしょう。運用管理ツールは、管理のほとんどを自動化できます。昼夜を問わず自動で管理を実行してくれるため、人員を少なくでき、余ったリソースをコア業務に投入できます。

また、セキュリティの強化につながるのもメリットです。デバイスのログ監視やアクセス制限、適切なタイミングでのアップデート実行など、セキュリティを強化できる機能も備わっています。

おすすめの統合型運用管理ツールとは

統合型運用管理ツールの選定時には、機能や操作性のほか、自社の業務や体制にマッチしているかどうかも加味して検討する必要があります。以下に紹介するのは、どれもおすすめのツールですが、さまざまな部分を比較しつつ検討しましょう。

Microsoft 365

Microsoft 365は、クラウドで提供されているサブスクリプションサービスです。WordやExcelなどのほか、ストレージやWeb会議、チャット、メール、スケジュール管理など、さまざまなサービスやアプリケーションをオンラインで利用できるのが特徴です。

クラウドサービスのため導入が簡単で、初期コストも抑えられるのが魅力です。各ツールやサービスが常に最新の状態で利用できるのも、メリットといえるでしょう。情報共有やコミュニケーション環境のクラウド化を望む企業に適しています。

Microsoft 365のライセンスのなかには、「Microsoft 365 Defender」というセキュリティ機能が搭載されています。これによってIDやエンドポイントの管理、不正アクセスの検出・防止といったアクションを統合的に実行できます。

SmartStageサービスデスク

SmartStageサービスデスクは、インシデント管理やサービス要求管理、問題管理、リソース管理など、あらゆる管理が可能なサービスです。大手企業のIT部門でも採用された実績があり、既存の運用体制も柔軟にシステム化できます。

導入から運用まで、きめ細やかなサポートを行っているのも特徴です。そのため、運用管理ツールを初めて導入するといった企業に適しています。

JP1

JP1は、クラウド利用できる統合型運用管理ツールです。ジョブ管理やバックアップ管理、セキュリティ管理、IT資産管理など、必要な機能はあらかた実装しています。

管理ツール開発の実績が確かな企業がリリースしており、品質の高さが魅力です。多彩なプラットフォーム環境にも適用でき、10年間のサポートサービスを提供しているのも特徴といえるでしょう。

高度な機能をいくつも実装しているため、本格的にシステム運用管理にのり出したい企業に適しています。

まとめ

運用管理ツールを導入することで、システム運用を一元化でき、管理運用業務の効率化や生産性向上を実現できます。セキュリティも強化できるため、安全に運用を行えるのもメリットといえるでしょう。ツールの導入を検討しているのなら、本記事でお伝えした内容も参考にしつつ、自社に合ったものを選びましょう。

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