Power BIのライセンスタイプと価格体系について

 2019.06.05  Microsoft 365チャネル編集部

マイクロソフトが提供するセルフサービスBIツール、「Microsoft Power BI(マイクロソフト・パワー・ビーアイ)」への注目度が高まっています。ビジネス向けのソフトウェアやクラウドサービス等の紹介及びレビューを掲載している海外メディアのG2 Crowdにおいて、Microsoft Power BIは200以上のレビューで4.2と非常に高い評価を得ており、さらにBusiness Intelligence Platformカテゴリにおいて市場リーダーに選出されています。

「セルフサービスBIツールを導入してデータの可視化・分析を行いたい!でも、我が社にはデータ利活用に長けている人材がいない…」という企業にとって、Microsoft Power BIはおすすめです。なぜなら、Microsoft Power BIではExcelを操作するようにノンプログラミングでデータの集計・分析・レポートを実施できるため、データ利活用に関する最低限の知識があれば扱えるからです。

本稿では、そんなMicrosoft Power BIのライセンスタイプと価格体系についてご紹介します。

Microsoft Power BIのライセンスタイプ

まず、Microsoft Power BIのライセンスタイプについて解説します。Microsoft Power BIでは無料で使えるプランと、有料で使える2つのプランがあります。

<無料で使えるプラン>
Microsoft Power BI Desktop
Microsoft Power BIモバイル

<有料で使えるプラン>
Microsoft Power BI Pro
Microsoft Power BI Premium

Microsoft Power BI Desktop及びモバイルは、正確には「無料で使えるプラン」ではなく「無料で使えるアプリケーション」です。

Microsoft製品関連お役立ち資料

Microsoft Power BIの無料プランと有料プランとで違うのは、データの可視化・分析が行える範囲やレポート共有機能有無、Microsoft Power BI Report Serviceというアプリケーションの有無になります。そのため、無料プランでも基本機能のほとんどは使用することができるのです。

個人で完結するようなデータの可視化・分析だったり、Microsoft Power BIをお試で使用したりするという方は、無料プランで十二分に活用できるでしょう。ちなみに無料プランを利用するにはMicrosoftアカウントが必要なので、事前に取得しておきましょう。

Microsoft Power BIの価格

次に、有料プランの価格について解説します。その前に1つ注意点をあげますと、Microsoft Power BI ProとMicrosoft Power BI Premiumとでは価格のベースとなるものが違います。Microsoft Power BI Proはユーザー数で価格が決定し、Microsoft Power BI Premiumはクラウドコンピューティングおよびストレージの専用リソースで価格が決定するので、その点に注意しながら解説していきます。

<有料プランの価格>

 

価格(ベース)

Microsoft Power BI Pro

$9.99(約1,100円)

(ユーザーあたりの月額料金)

Microsoft Power BI Premium

$4,995(約551,000円)

(クラウドコンピューティングおよびストレージの専用リソースあたりの月額料金)

Microsoft Power BIは有料プランが2つだけなのにかかわらず、ProとPremiumでかなり価格の開きがあります。理由は前述の通り、ユーザー数で決定するか、専用リソースで決定するかの違いです。そこで、Microsoft Power BI Premiumの価格をユーザー数ベースで算出するといくらになるのかを計算してみましょう。

まず、Microsoft Power BI Proにてユーザーごとに割り当てられるストレージ容量は10GBです。そしてMicrosoft Power BI Premiumでは全体として100TBのストレージ容量が割り当てられています。1GBは約1,000GBなので、100TBはGBに換算すると100,000GBということになります。

これを10GBで割ると10,000になります。さらに月額料金を10,000で割ると、0.499になるので、Microsoft Power BI Premiumはストレージ容量だけで考えると1ユーザーあたり月額あたり$0.50(約55円)で利用できることになります。

もちろん問題は、それほどのユーザーが利用するか?という点です。1ユーザーあたり月額$0.50で利用できるのはあくまでユーザー数が10,000人いる場合なので、利用するユーザー数に応じてこの金額は増減します。たとえば100人で利用する場合は、1ユーザーあたり月額$49.95(約5,500円)になるので、Microsoft Power BI Proに比べるとやはり割高です。

ただし、Microsoft Power BI ProとMicrosoft Power BI Premiumはストレージ容量だけが異なるというわけではなく、後者の方がより広範囲に、より高度にデータの分析・可視化が行えるため、本来はストレージ容量を見てプランを選択するわけではありません。

Microsoft Power BI ProとMicrosoft Power BI Premiumの違い

それでは最後に、Microsoft Power BI ProとMicrosoft Power BI Premiumの違いについて一覧でご紹介します。最終的には、2つのプランで何ができて何ができないのか?を明確に理解した上で、自社にとって最適なプランを選択しましょう。

 

Microsoft Power BI

Premium

Microsoft Power BI

Pro

ライセンスの相違点

Microsoft Office 365 Enterprise E5 と共に含まれる

 

ユーザー単位でライセンス付与

 

クラウド コンピューティングおよびストレージの専用リソース別にライセンス付与

 

デプロイと管理

Power BI Report Server を介したオンプレミス レポート

 

処理環境のコンピューティング

共有

専用

Power BI コンテンツの複数のリージョンへのデプロイ

 

増分データ更新

 

共有するレポートの公開

コンテンツ利用者への Power BI Pro ライセンス付与を必要としない、コンテンツの広範囲への配布

 

Power BI でのページ分割されたレポートの公開と利用

 

コンピューティング リソースの割り当て

 

コンピューティングおよびメモリ専用リソースのパフォーマンスの監視

個々のデータセットの最大サイズ

1G

10G

最大ストレージ

ユーザーあたり10G

100TB

1 日あたりの自動更新の最大数

8

48

Power BI データの Azure Data Lake Storage Gen2 への保存

 

デプロイ、管理、コンプライアンス、セキュリティ

   

クラウド サービス

データ処理環境の指定ホーム リージョン データ センターの選択

コンテンツの作成、利用、公開のユーザー メトリックによる監視

データのセキュリティと暗号化

業界、グローバル、リージョン、および政府の認定を満たす

Microsof 国内クラウドで使用可能

データの準備、モデル化、データ視覚化の作成

データ視覚化、レポート、およびダッシュボードの作成

標準およびビッグ データの準備および抽出、変換、読み込み

Power BI ビジュアルのライブラリおよびカスタム ビジュアル SDK へのアクセス

クラウドおよびオンプレミスのデータ ソースのデータ コネクタへのアクセス

すぐに使用可能な視覚化、テーマ、および個人用のオプション

コンテンツの利用

   

Microsoft Excel でのデータ分析

他のインターフェース (Teams、SharePoint、他の SaaS アプリケーション) へのコンテンツの埋め込み

Power BI コンテンツの表示と対話

iOS、Android、および Windows 用の Power BI モバイル アプリを介した Power BI コンテンツの表示と対話

データに関する質問をして、すぐに回答を受け取る

変更に関する通知のレポートへの登録

他のインターフェイスでの Power BI コンテンツの表示

まとめ

いかがでしょうか。ビジネスにおいて、統計情報の集計や活用は必要不可欠で、どうしても使い慣れたExcelに頼ってしまう方が多いのではないでしょうか。

確かに決められた内容を集計するだけで、見せ方を考えるのであれば、Excelのグラフ表示は便利な機能です。

ただ、実際にデータ分析を多角的に行うことを考えると、やはりそこはBI機能を使いこなせた方が便利です。

ぜひこの機会にPowerBIをお試しください。

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