PowerAppsのライセンスプランを解説

 2021.08.20  Microsoft 365チャネル編集部

マイクロソフトが提供するビジネスアプリケーション作成ツールの「Power Apps(パワー・アップス)」。Excelのように関数を入力したり、PowerPointのように直感的な操作を行ったりすることで、ビジネスに必要なアプリケーションを「ノンプログラミング」で作成することができます。

本稿では、そんなPower Appsのライセンスプランについてご紹介しますので、利用検討時のためにご参考ください。

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PowerAppsのライセンスプラン

Power Appsのライセンスプランは2つあります。それが「Power Appsプラン1」と「Power Appsプラン2」です。まずは2つのプランの価格と、機能の比較を一覧でご紹介します。

PowerAppsの比較

プラン1

プラン2

1ユーザーあたりの月額料金

$7.00

(約772円)

$40.00

(約4,410円)

アプリの作成・実行・共有

キャンバスとモデル駆動型アプリの作成

無制限

無制限

キャンバスアプリの実行

無制限

無制限

モデル駆動型アプリの実行

×

ブラウザまたiOSおよびAndroid対応のPowerAppsモバイルでのアプリ実行

Office 365のコンテキストにおけるキャンバスアプリの実行

オフラインでのアプリ実行

キャンバスアプリの基本機能

キャンバスアプリの基本機能

組織とのアプリの共有

データとシステムへの接続

Office 365データへの接続

Standardコネクタを使用したデータへの接続

Premiumコネクタを使用したデータへの接続

オンプレミスゲートウェイを使用した、オンプレミスデータへのアクセス

カスタムコネクタを利用して自社のシステムに接続する

Common Data Service でのデータの保存および管理

Common Data Serviceでのカスタムエンティティの作成

Common Data Serviceを利用するキャンバスの実行

Common Data Serviceを利用するモデル駆動型アプリの実行

関連付けられているビジネスルールと非同期ワークフローが含まれたエンティティへのアクセス

カスタムリアルタイムワークフローが含まれたエンティティを利用するアプリの実行

 ×

カスタムコードプラグインが含まれたエンティティを利用するアプリの実行

 ×

Dynamics 365の制限付きエンティティへのアクセス

 ×

読み取り専用

Common Data Serviceデータベース容量(ユーザーライセンスごと)

20MB

250MB

Common Data Serviceファイル容量(ユーザーライセンスごと)

 ×

2GB

ビジネスプロセスを自動化する

含まれるMicrosoft Flowプラン

Flowプラン1

Flowプラン2

1ヵ月あたりのフロー実行(ユーザーあたり)

4,500

15,000

モデル駆動型アプリでのビジネスプロセスフローの私用

 ×

環境を管理する

Office 365管理者が確立したデータポリシーをサポートする

環境およびユーザーポリシーのエンタープライズ級の管理

さまざまな接続とアプリの仕様に関する企業ポリシーを確立する

Common Data Serviceでアプリ、フロー、データベースをデプロイする環境を作成および管理する

一覧で比較してみると、プラン1とプラン2とでは機能差が少ないことが分かります。しかし大きな違いになるのは、「Common Data Service(コモン・データ・サービス)」の有無です。

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Common Data Serviceとは?

ビジネスアプリケーション開発において最も重要かつ難しい課題が「データの連携」です。データベース構築は専門性が高く開発プロジェクトの大きなハードルにもなります。あるビジネスアプリケーションで生成されたデータは、他のビジネスアプリケーションで活用するにあたり、それぞれの環境に合わせたデータ形式に変換しなければいけません。

たとえば、各種センサーが生成したデータはいったんデータベースに蓄積され、分析基盤に合わせて加工・変換を行い、解析されます。基盤ごとに異なるデータ形式へ変換しなければいけない場合もあるので、データベース構築は非常に難しい問題なのです。

これがもし、データが蓄積される際に各ビジネスアプリケーションが使いやすい形式でまとめられていれば、ビジネスアプリケーションごとの変換は必要なく、自由にすばやく活用することができます。Common Data Serviceはまさにそのためにツールです。

Common Data Serviceにデータが格納されていると、Power AppsをはじめセルフサービスBIツールのPower BI、タスク自動化ツールのMicrosoft Flow、コラボレーションツールのOffice 365やクラウドERPのDynamics 365からそれらのデータを変換無しで利用することができます。

たとえば、従来Excelでデータを使っていた企業が、そのデータをCommon Data Serviceに取り込むことで、Power Appsでビジネスアプリケーションを開発したり、Power BIでデータの可視化・分析に取り組んだり、または特別な加工や設定がなくともDynamics 365でデータの利活用を行ったりすることができます。

このCommon Data Serviceがあるかないかで、Power Appsの活用方法が大きく変わってきます。そのため、Power Appsのプラン1とプラン2とでは、価格以上の機能差があると考えてよいでしょう。

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Power Appsを他のサービスから利用する

実は、Office 365とDynamics 365の一部のプランから、Power Appsを利用することができます。そのプランとは以下の通りです。

<PowerAppsが使えるOffice 365プラン>

  • Office 365 Business Essentials
  • Office 365 Business Premium
  • Office 365 Enterprise E1
  • Office 365 Enterprise E3
  • Office 365 Enterprise E5

<PowerAppsが使えるDynamics 365プラン>

  • Dynamics 365 for Sales, Enterprise edition
  • Dynamics 365 for Customer Service, Enterprise edition
  • Dynamics 365 for Operations, Enterprise edition
  • Dynamics 365 for Field Service, Enterprise edition
  • Dynamics 365 for Project Service Automation, Enterprise edition
  • Dynamics 365 for Team Members, Enterprise edition
  • Dynamics 365 for Financials, Business edition
  • Dynamics 365 for Team Members, Business edition

どのプランを契約するかによって、Power Appsで利用できる機能に違いがありますので、その点に十分注意しましょう。皆さんもこの機会に、Power Appsで独自のビジネスアプリケーションを作成してみてはいかがでしょうか?

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