BPOSから何が変わった?Office 365との違いは多い

 2016.08.31  Microsoft 365チャネル編集部

皆さんはOffice 365の前身ともなったBPOSというサービスをご存知でしょうか?

まだクラウドサービス黎明期とも言える2009年、企業向けソフトウェアとしてサービスを開始しました。現在ではOffice 365として世界中のユーザーに利用され米フォーチュン500(※1)の77%が導入していると言われています。

前身となったBPOSから一体何が変わったのか?少し振り返ってみたいと思います。

※1:フォーチュン500とは米フォーチュン誌が毎年発表する、米国の総収益ランキングトップ500企業。

BPOSとは何か?

「Business Productivity Online Suite」。これらの頭文字を取ってBPOSであり、訳すと「ビジネス生産性を高めるオンラインスイート」といったところでしょうか。いわゆるクラウドサービスなのですが、Office 365とは異なるサービス展開を行っています。

BPOSを構成するシステムは4つ。

  • Exchange Online
  • SharePoint Online
  • Microsoft Office Communications Online
  • Microsoft Office Live Meeting

このうち上2つのシステムに関しては今もなおOffice 365で提供され続けています。Exchange Onlineはビジネスメールとしてのサービスを提供し、SharePoint Onlineは情報・ファイル共有のためのプラットフォームを提供しています。

細かい仕様に関してはいくつか変更点もありますが、Office 365でもほとんどのそのままの形で提供中です。

そして下2つのシステムに関しては既に提供されていません。

Microsoft Office Communications Online

Microsoft Office Communications Online(以下Communications Online)はもともとサーバ製品として提供されていたシステムで、インスタントメッセージ・在籍確認・ファイル転送・P2P(ピアツーピア)・VoIPなどを提供していました。

いわゆるコミュニケーションプラットフォームですね。つまりCommunications Onlineはグループウェアとしての機能を提供していたということになります。

Microsoft Office Live Meeting

Microsoft Office Live Meeting(以下Live Meeting)はインターネット回線を利用したWeb会議を提供するシステムです。Communications Onlineと区別されている理由は、Live MeetingではWeb会議中にファイルの共有などができたからでしょう。

後にLync Onlineというサービスを経て、現在ではSkype for Businessとして提供されています。

もっと見る:Web会議

BPOSとOffice 365つの違い

Office 365では提供プランが豊富

Office 365では現在ビジネス向けに7つのプランを用意しています。各プランは料金と提供されているサービスが異なり、ニーズや環境にに合わせて好きなプランを選択することができます。また、異なるプランを組み合わせることもできるので適正コストを維持できるのがポイントです。

対してBPOSでは複数のプランを用意しておらず、BPOSを構成する各サービスを単体利用するといった選択肢しかありませんでした。

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Office 365で低価格になった

BPOSは前述した4つのシステムを合わせて月額1,567円/ユーザー。クラウドサービス黎明期ともあり、決しえて安い金額ではありません。一方Office 365は月額540~/ユーザーという約1/3の金額で提供されています。

以下は~300ユーザー向けに提供されている3つのプランをまとめたものです。

Office 365 300ユーザー向けプラン※各プランの金額は年次割引を適用したものです

上位プランにあたるBusiness PremiumでもBPOSより低価格なのがわかります。クラウドサービスが浸透していくにつれ低価格化が進んでいるのですね。また、価格が低下しただけでなくより多くのサービスが提供されるようになりました。

Office 365ではOfficeアプリケーションが使用できる

既にお気づきかもしれませんがOffice 365ではWordやExcelといったOfficeアプリケーションまで利用できるようになっています。

しかも、最大15台のデバイスにインストールできたりライセンス管理がシンプルかつ簡単になるなどクラウドサービスならではのメリットを提供しているのです。

ただしプランによってはOfficeアプリケーションを提供していません。Business Essentialsの機能を見て見ると、グループウェアサービスとしてのサービスのみ提供しているのがわかります。

導入時は各プランの違いをきちんと把握して、ニーズや環境に合ったプランを選ぶことが大切です。

Officeアプリケーションは常に最新バージョンが利用可能

BPOSやOffice 365といったクラウドサービスの一つと言えば、常に最新の状態のシステムを利用できる点です。システムはベンダーサイドのサーバで稼働しておりユーザーはノータッチで常に更新されているためです。

Office 365ではOfficeアプリケーションにおいてもこのメリットが生じます。つまりユーザーは常に最新バージョンのOfficeアプリケーションが利用できるということです。

現在の最新バージョンはOffice 2016ですが、仮にOffice 2019という最新バージョンが登場すればOffice 365ユーザーはいつでもアップグレードすることができます。

最新バージョンがリリースされる度にアップグレードする必要があったり、常に最新バージョンを利用したいという企業ではかなり重宝するでしょう。

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まとめ

BPOSとOffice 365の違いを比較してみると、ここ数年でどれだけクラウドサービスが進化してきたかがわかります。2019年の国内クラウドサービス市場は2兆円とも言われているのでこの傾向は今後も続くことでしょう。

現在はまだクラウドサービス自体を知らない方も少なくありません。導入企業数に関してもまだまだこれからといった感じですが、年々右肩上がりと確かな成長を見せています。

数年後にはクラウドサービスがなければビジネスがまわないという時代が必ずくるので、今のうち備えておくと競合の一歩先を行けるでしょう。

その足掛かりとして全てのビジネスマンが慣れ親しんだOfficeスイートをクラウドサービスで導入するはいい選択肢ではないかと思います。

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