従業員満足度とは?上下させる要因から向上のメリットやポイントまで解説

 2022.03.30  Microsoft 365チャネル編集部

人材の流動性が高まりつつある昨今、多くの企業が従業員満足度の向上に力を入れる傾向があります。高い離職率や従業員の定着率の低さなど企業の体制を改善したいと考えている場合、従業員満足度アップへの取り組みは有効な手段です。本記事では、従業員の満足度を上下させる要因や向上させるメリット、ポイントなどを解説します。

従業員満足度とは?上下させる要因から向上のメリットやポイントまで解説

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従業員満足度とは

従業員満足度とは「職場環境や仕事の内容、待遇などにおける従業員の満足度を示す指標」です。近年では、顧客満足度のみならず働いている側の満足度に目を向けた取り組みや体制づくりをしようと試みている企業が数多くあります。

理由として、終身雇用の崩壊や価値観の変化により、企業における人材の流動性が高まりつつあるからです。貴重な人材が退職することなく、長く活躍してもらうためには、従業員が快適に働ける職場環境の構築や待遇の見直しを図らなくてはなりません。後述しますが、従業員満足度を高めることで得られるメリットは、人材の定着以外にも多々あります。

従業員満足度を上下させる要因

ここでは、従業員満足度がどのような要因で上下するのかを紹介します。これらを理解しておかないと、取り組みが一時的に効果を発揮しても、再び満足度が低下するおそれがあります。

ビジョンについての共感

企業におけるビジョンとは、将来的になりたい姿や理想としている方向性です。設定しているビジョンを従業員がきちんと共感できていれば、「この会社でもっと働きたい」「将来的に安定して働けるだろう」といった会社への評価や期待につながるのです。

このような状態を目指すには、従業員が理解しやすい具体性のあるビジョンである必要があります。抽象的で曖昧な表現のビジョンでは、共感を得るのは難しいでしょう。また、ビジョンを従業員に浸透させるため、朝礼や会議などを通して日頃から周知していくことも大切です。

マネジメントに関する納得

直属の上司や人事担当などによるマネジメント、評価に納得しているかによって従業員の満足度が変化します。たとえば、上司の指示が朝令暮改だったり、理不尽な叱責を受けたりすると働きづらさを感じて、従業員満足度が低下してしまいます。

また、仕事ぶりを正当に評価してもらえないことも満足度を下げる要因になりえます。きちんと評価されている、また上司から認められていると感じられなければ、満足度が下がってしまう可能性が考えられます。

自身の仕事がもたらす貢献・影響

業務内容によっては、自分の働きが組織や社会に貢献できているのか見えにくいこともあります。貢献度がきちんと目に見えるのなら、モチベーションを高く保って仕事に取り組めますが、貢献できているのかよくわからない状態では、頑張りたいと思う気持ちが持続できないかもしれません。

企業側は貢献が見えにくい業務があることも理解しておき、「定量的な評価で貢献度を可視化する」「上司が仕事ぶりを称賛する」といった働きかけによってきちんと評価する体制をつくっておくことも重要です。

人間関係

上司や同僚との人間関係に思い悩み、結果的に退職を選んでしまうケースは非常に多いです。人間関係がよくない職場では、快適に働けません。人間関係の問題は、従業員がストレスをため込んでしまったり、業務上の意思の疎通が上手くいかないことでミスが起こったりと、仕事へのパフォーマンスとモチベーションの両方に影響を与えてしまうのです。

これにはコミュニケーションを活性化させるツールや機会の創出や上司に人間関係について相談できる雰囲気を作っておくなど多方面からアプローチし、従業員が一人で悩んでしまったり、孤立してしまったりしないように働きかけておいた方がよいでしょう。

職場の環境

職場環境の良し悪しは、従業員満足度に大きく影響を与えます。たとえば、日常的に残業が発生するような職場では、従業員のワークライフバランスが整わず満足度を低下させるおそれがあります。また「勤務に関するルールが厳しすぎる」「自由に意見を言えない雰囲気がある」といった職場は風通しが悪く、働きにくさを感じてしまうでしょう。「なぜ離職者が絶えないのか」といった企業が抱える課題の根本原因を探りながら、改善策を講じていく必要があります。

従業員満足度を向上させるメリット

従業員満足度を向上させるとさまざまなメリットが享受できます。ここでは主なメリットを3つ挙げます。

モチベーションの向上

従業員の満足度が高まれば、自然と仕事に対するモチベーションもアップします。「もっと頑張ろう」と意欲的に仕事へ取り組むようになり、組織全体の活性化にもつながります。

モチベーションが高まり、従業員が意欲的に仕事へ取り組むようになれば、生産性の向上効果も期待できるでしょう。一人ひとりが真剣に業務へ取り組むことで、作業スピードアップや品質向上が望めます。

人材流出の抑制

少子高齢化に伴う労働人口の減少により、多くの企業は人手不足に頭を悩ませています。従業員満足度が低いと、さらに人材の流出に拍車をかけてしまうおそれがありますが、満足度向上への取り組みによりこのようなリスクを回避できます。

快適に働ける職場環境を構築し、従業員の満足度が高まれば、長く定着して働いてもらえます。人材流出を防げれば、頻繁に人材を採用する必要がなくなり、採用コストの削減にもつながるでしょう。また職場環境の魅力度が世間的にも評価されるようになると、優秀な人材が集まりやすくなるといったメリットも生まれます。

顧客満足度の改善

従業員のモチベーションが低い状態では、業務品質も低下します。生産している製品の品質が下がったり、顧客対応品質が低下したりする事態を招き、顧客満足度を下げてしまうおそれがあるのです。

従業員満足度を高めれば、モチベーションも高まり意欲的に仕事へ取り組んでもらえるため、業務品質の向上につながります。その結果、商品の品質や顧客対応品質が高まり、顧客満足度の向上にもつながっていきます。

従業員満足度を向上させるためのポイント

今後、従業員満足度アップに向けた施策を始めたいと考えている方もいるでしょう。ここでは向上策を講じる上で、押さえておきたい3つのポイントを説明します。あくまでも一部のポイントであることに注意して、まずは自社の現状や課題を洗い出してみることから始めてみてください。

コミュニケーションを促進・活性化させる

働きやすさや風通しの良さを実現するには、コミュニケーションを活性化させることです。特に、テレワークなどを取り入れている際は、オフィス型勤務とテレワークの特徴を理解して、働き方に即したコミュニケーション方法を取り入れる必要があります。

具体的な取り組みとして、定期的な交流会やイベントの開催、ビジネスチャットの導入などが考えられます。また、社内SNSの導入もコミュニケーションの活性化に有効です。従業員同士で気軽に意見の交換ができ、情報共有も容易です。称賛し合える社内文化を構築するのにも役立つでしょう。

労働環境を改善する

人間関係が良好な職場であっても、労働環境が悪いとなれば従業員の満足度は低下します。そのため、労働環境の改善は満足度向上のために必須の取り組みといえるでしょう。

慢性的に残業が発生しているのなら、ITツールを導入して業務効率化を図る方法が考えられます。また、労働時間を短縮したり、テレワークを導入したりするなど、従業員のワークライフバランスを整えることを目的とした取り組みを進めることが大切です。

評価制度を再検討する

従業員が納得できる評価体制を導入しましょう。評価項目が曖昧だったり、評価者の主観が入り過ぎたりするような評価制度では従業員からの理解が得られません。定量的に評価できるシステムの導入や、わかりやすい評価基準の設定が求められます。今後は、柔軟な働き方に合わせた評価制度に移行することも必要となってくるでしょう。

まずは、従来の評価制度を見直してみることをおすすめします。評価基準の分かりやすさや評価項目の適正さや公平性にも着目し、また部署・部門ごとに差が出ないかもチェックしておくとよいでしょう。360度評価のように、さまざまな従業員から、多面的な評価を実現できる制度を導入するのもひとつの手です。

まとめ

従業員に自社で長く活躍してもらうためには、従業員満足度を向上させることが重要です。向上に向けた施策に役立つ「Microsoft Viva」は、従業員のコミュニケーションや学びといったエクスペリエンスを集約できるプラットフォームです。取り組みを確実なものにするためにも、ぜひ活用してみてください。

ウザいコミュニケーションから成約につなげるためのコミュニケーションへ(後編)

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