Microsoft Power Appsとは?事例やライセンスについても解説

 2021.10.08  Microsoft 365チャネル編集部

「ビジネスアプリを自分で作りたいが、スキルがない」という方は多いでしょう。この悩みを解決するのが「Microsoft Power Apps」です。Power Appsなら、プログラミングの専門知識がなくてもカスタムアプリを作成できます。本記事では、Power Appsの特徴や具体的な活用事例、ライセンスについて解説します。

Microsoft Power Appsとは?事例やライセンスについても解説

Microsoft Teams ソリューション一覧

Microsoft Power Appsとは

「Microsoft Power Apps」とは「Microsoft Power Platform」が提供するクラウドサービスのひとつで、業務に必要なアプリケーションをWebブラウザ上で作成できるビジネスアプリケーション「作成」ツールです。ローコーディングが基本なので、日々使っているOfficeの操作と業務知識さえあれば、プログラミングの専門知識は必要ありません。

開発ツールとの違い

一般的な開発ツールとPower Appsとの大きな違いは、「開発」ではなく「作成」する点にあります。「開発」にはプログラミングが必要なので、専門知識を持っていることが前提です。一方、Power Appsではアプリケーションを「作成」します。「開発」とは違い、コーディングの経験やナレッジがプログラマー並みにないとしても、ローコードで実装できるのが特徴です。

従来は、手作業で行っている業務を自動化したいとき、自社のシステム部門や開発ベンダーなどに依頼していたため、相応の時間やコストが発生していました。その点、Power Appsなら開発ニーズが生じた際、その現場でアプリケーションを作成できます。つまり、システム開発やIT部門などに依頼する必要がなく、総務や営業部門といったビジネスパーソンであっても、時間をかけずにアプリケーションが作成できるのです。

Power Appsを活用することで、「こんなツールがあったら手間を省けるのに」といった問題に対し、自分たちの手でソリューションを導き出せるようになるでしょう。これにより、現場の問題がより迅速に解決されるだけでなく、システム部門の負担が軽減され、本来の業務に専念できるようになります。また、外部に委託する必要もないので、コストの削減も可能です。

会議室予約・運用システム SmartRooms (スマートルームズ)
SmartOfficeNavigator 社員居場所検索システム

Microsoft Power Appsの特徴

Power Appsは多様なビジネスニーズに対応するため、多くの優れたメリットを有しています。以下では、実際に操作するうえでの特徴を具体的に解説します。

最新のWebブラウザで開発ができる

Power Appsの特徴としては、ブラウザを問わず実行できる点がまず挙げられます。ChromeやEdgeに限らずFirefox/Safariでも使えるほか、OSを問わないのでMacのPCでも問題なく動作します。とはいえ、最適なパフォーマンスとエクスペリエンスを得るためには、最新ブラウザの最新バージョンを使うことが望ましいでしょう。

なお、Power Appsで作成するアプリは、iOS/Androidのスマートフォンやタブレットといったモバイルデバイスでも実行できます。

PowerPointやExcelと似た操作

Power Appsの使い方は斬新なものでなく、Power PointやExcelなどと通じるところがあります。たとえば、アプリの中にボタンを作りたい場合、Power Pointの操作のように、画面上にあるアイテムをドラッグ&ドロップして配置できます。また、アプリの細かい動作の設定は、Excel の数式バーに関数を入力するのと同じ感覚で行えます。アプリは一から作成できるほか、豊富に用意されたテンプレートをカスタマイズして作成することも可能です。

様々なデータと連携できる

Power Appsでは、コネクタを利用することで様々なデータと連携できます。コネクタは200以上もの種類が用意されており、OneDrive/Excel/Outlook/SQL ServerといったMicrosoft系のサービスはもちろん、外部サービスとも連携可能です。

たとえば、Salesforce/Google Drive/Dropbox/slackのようなクラウドサービスや、TwitterなどのSNSにも接続できるのです。コネクタにないサービスは、「カスタムコネクタ」を作れば接続可能です。

Microsoft Power Apps活用事例

Power Appsの活用事例としては、たとえば以下のようなものが挙げられます。これらを参考に、Power Appsを使って身近な業務で効率化できる点がないか検討してみましょう。

  • アンケートフォーム(forms)に回答があった際、Teamsに自動通知する。
  • 出退勤時刻や業務内容を管理者に報告し、チーム内の出勤状況も共有する。
  • 検温を監理者に報告し、忘れた場合もリマインダーをする。発熱者がいた場合、Teamsのチャンネルへ投稿する。
  • GmailあるいはOutlookの受信トレイに届いた添付ファイルのすべてを、Google Driveの特定フォルダーにダウンロードする。
  • 次週の予定表から出張先やフライト、ホテル、天気を分析し、概要を自分宛に自動通知する。
  • 特定のキーワードに関する新しいツイートが投稿されたら、自分宛に自動通知する。
  • Power Appsからアップロードされた請求書を、通知を受けた決裁者が電子メールもしくはPower Apps上にて承認する。
  • 従業員同士で称賛メッセージなどを送り合い、リモート下における社内コミュニケーションの促進に寄与する。

Microsoft Power Appsのライセンス

Power Apps のライセンスは、「アプリ単位」「ユーザー単位」のいずれかを選択して購入します。それぞれの料金プランは以下の通りです。

  • アプリごとのプラン(1つのアプリを実行するユーザーごとにライセンスを割り当て):1,090円/月
  • ユーザーごとのプラン(ユーザーごとに1件ずつライセンスを割り当て・アプリ作成の制限無し):4,350円/月

※価格は変更される可能性があります。

Office 365やMicrosoft 365にもPower Appsを利用できるプランがありますが、機能が一部制限されます。そのため、Power Appsをフルで利用したい場合は、Power Apps 単体での購入をおすすめします。

まとめ

テクノロジーの発展やリモートワークをはじめとする働き方の多様化など、ビジネス環境は刻々と変化し続けており、それに伴い新しいビジネスニーズも生まれます。多様なニーズへの迅速な対応は、企業の業務効率化だけでなく競争力強化にもつながるものです。ローコードかつ短時間でプロレベルのカスタムアプリを作成できるPower Appsなら、誰もが問題解決の担い手となれるため、大きな業務改革がもたらされるでしょう。

Power Appsはそれ単体でも魅力あるサービスですが、Microsoft Power Platformをトータルで導入することで、さらなる企業パフォーマンスの向上が図れます。ぜひPower Platformの導入をご検討ください。

CTA

RECENT POST「業務効率化」の最新記事


業務効率化

PowerAppsのライセンスプランを解説

業務効率化

Power Platformなら、Microsoft Teamsのアプリをローコードで開発できる?

業務効率化

Power Platformとは? 4つの機能でローコードアプリをすばやく構築

業務効率化

Power Platformとは?機能やライセンスについて解説

FAVORITE POST「Microsoft製品」の人気記事


Microsoft Power Appsとは?事例やライセンスについても解説

サイト掲載へのお問い合わせ