windows10向けセキュリティ対策

 2017.11.06  Office365編集部

PCを使用する上で、セキュリティ対策ソフトの導入はいまや常識中の常識です。サイバー攻撃が深刻化する中、個人・法人を問わず、セキュリティ対策の弱い環境はまっさきにターゲットにされます。

ウイルスに感染してデータが破壊されたり、情報漏えいが起きれば、人や企業が受ける被害は甚大です。

世界のPCの半数以上で利用されているOSといえばWindows。このOSには「Windows Defender」と呼ばれるセキュリティ対策ソフトが標準でインストールされています。しかし、ユーザーからの評判としては、あまり強力ではない、という印象がありますね。

果たして本当にそうなのでしょうか?

今回は最新OSであるWindows 10が搭載する「Windows Defender」の性能と、Windows 10向けのセキュリティ対策について紹介していきたいと思います。

セキュリティ機関の評価は意外と高い?

AV-Test.orgは、セキュリティ対策ソフトの比較評価を行う独立機関です。ドイツのオットー・フォン・ゲーリケ大学のプロジェクトとしてスタートし、さまざまな企業、団体、報道機関などの依頼を受け、セキュリティ対策ソフトの分析を行っています。

同期間が定期的に発表しているレポートによれば、Windows Defenderの検出率は次のようになっています。

≪Windows Defenderのウイルス対策評価≫

テストの種類

5月

6月

業界平均

「ゼロデイ攻撃」に対する防御率、Webサイトと電子メールの脅威を含む(リアル・ワールド・テスト)

使用されたサンプル:202

99.0%

99.0%

100%

過去4週間以内に普及・流行したマルウェアの検出率(AV-Testの基準セット)

使用されたサンプル:1万252

99.8%

99.7%

99.9%

AV-Test.orgの評価によると、どうやらWindows Defenderは「ゼロデイ攻撃」に弱い傾向があるようです。「ゼロデイ攻撃」とは、OSやその他のアプリケーションの脆弱性(セキュリティ上の弱点)が発見されてから、修正プログラムが提供されるまでの無防備な状態を狙ったサイバー攻撃です。

この攻撃を防ぐためには、「ゼロデイ攻撃」に対応したセキュリティ対策ソフトを導入するか、定期的に配信される更新プログラムを迅速にインストールすることです。更新プログラムによってセキュリティ対策が取れていれば、「ゼロデイ攻撃」による被害は大幅に低減できます。

もう一方のテストである、過去4週間以内に普及・流行したマルウェアの検出率は、業界平均に対し、5月6月の平均値が99.75なので、思っていたよりも高い数値です。従って、Windows Defenderは既存のマルウェアに強いセキュリティ対策ソフトだといえます。

実は、Windows 10で標準搭載されているWindows Defenderは、従来の同じセキュリティ対策ソフトに比べて、性能が大幅に向上しています。「Windows Defenderは良くない」と言われていたのは昔の時代で、現在では通常のセキュリティ対策を講じるには、問題ないセキュリティ対策ソフトなのです。

企業のセキュリティ対策ソフトとしてのWindows Defender

では、企業のセキュリティ対策ソフトにWindows Defenderは適しているのかどうか?単刀直入にいえば、「少し心許ない」というのが一般論です。やはり、「ゼロデイ攻撃」に対するセキュリティが弱い、という点がネックになります。

会社でよく使用するアプリケーション、例えばAdobe Flash Playerなどは、実はゼロデイ脆弱性が多く発見されている製品です。その他にも、ビジネスでは使用して当たり前なアプリケーションのゼロデイ脆弱性により、情報漏えい事件やデータ改ざん事件が起きてしまった、というニュースをよく見聞きします。

従って、プライベートユーザーのPCでは有効なWindows Defenderも、ビジネスユーザーにとっては性能不足を言わざるを得ません。

企業で運用する端末を確実に守りたいのであれば、Windows Defender以外のセキュリティ対策ソフト導入を検討しましょう。

Windows 10向けのおすすめセキュリティ対策ソフトは

先ほど紹介したAV-Test.orgのセキュリティ対策ソフトの評価によれば、現在総合点で最も優れている製品はAnnLab(アンラボ)が提供する「V3 Internet Security 9.0」です。AnnLabのセキュリティ対策ソフトは「軽さ」を売りにしている製品の一つで、かつ低価格帯セキュリティ対策ソフトとして人気を集めています。

古くは「ウイルス警備隊(廉価版)」という名称で国内市場に登場し、当時は大手セキュリティベンダーしか比較対象がなかったため、知名度も低く苦戦を強いられていました。しかし最近になり、AnnLabが提供するウイルス対策ソフトの「軽さ」「安さ」「堅牢さ」が評価されるようになりました。

≪V3 Internet Security 9.0のウイルス対策評価≫

テストの種類

5月

6月

業界平均

「ゼロデイ攻撃」に対する防御率、Webサイトと電子メールの脅威を含む(リアル・ワールド・テスト)

使用されたサンプル:202

100%

100%

100%

過去4週間以内に普及・流行したマルウェアの検出率(AV-Testの基準セット)

使用されたサンプル:1万252

100%

100%

99.9%

セキュリティ対策ソフトとしては申し分ない性能です。

次におすすめな製品は「Avast Free AntiVirus 17.4」です。こちらは無料で導入できるセキュリティ対策ソフトでありながら、高い「ゼロデイ攻撃」防御率を持っています。

≪Avast Free AntiVirus 17.4のウイルス対策評価≫

テストの種類

5月

6月

業界平均

「ゼロデイ攻撃」に対する防御率、Webサイトと電子メールの脅威を含む(リアル・ワールド・テスト)

使用されたサンプル:202

100%

100%

100%

過去4週間以内に普及・流行したマルウェアの検出率(AV-Testの基準セット)

使用されたサンプル:1万252

99.8%

99.9%

99.9%

ただし、無料版であるが故に、PCのパフォーマンス低下率が若干ながら気になります。導入した場合「操作が重くなった」と実感する可能性があるので注意してください。パフォーマンスだけで見れば、Windwos 10に標準搭載されているWindows Defenderの方が優れているでしょう。

クラウドサービスを利用してセキュリティ対策も視野に入れよう

今回、Windows Defenderの性能や、Windows 10向けにおすすめなセキュリティ対策ソフトについて紹介しました。ウイルス対策ソフトだけでなく、総合的なセキュリティ対策が求められる企業では、手間とコストがかかるセキュリティは後回しにされがちな課題です。

そこで、クラウドサービスの利用を検討してみてください。例えば、Officeアプリケーションやコミュニケーションツールを提供するOffice 365は、従来のビジネス環境をインターネット上に置くことができ、システム運用やセキュリティ対策はMicrosoftが行っています。

もちろん、使用する端末にセキュリティ対策ソフトの導入は必要ですが、それ以外でのセキュリティ対策を任せられる、というメリットがあるのです。少ないリソースで確実なセキュリティ対策を講じるために、ぜひご検討ください。

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